ジャムやパスタソースなど、使用後のガラス容器を処分することに躊躇する人が多いのは事実です。
実を言うと、私自身もその一人でした。
シンプルライフを目指していたにも関わらず、これらの容器を無意識に溜め込んでしまっていたのです。
しかし、最終的にはこれらをすべて処分しました。
そして、処分後に何か問題が起こったわけでもありません。
このような経験から、ガラス容器を手放すのに苦労している人へ、徐々に処分するためのアドバイスをお伝えします。
自分の状況を把握する
はじめに、自分の家にどれだけのガラス容器があるかを確認しましょう。
どのような種類の容器がどれだけあるかを具体的に理解することが大切です。
容器を一箇所に集めて写真に撮り、その写真を見ることで、より客観的に自分の状況を考えることができます。
もし、容器が家じゅうに散らばっている場合は、まずはそれらを一箇所に集めましょう。
それから、これらの容器を見て、本当に必要かどうかを自問自答してみてください。
実際に自分で納得できる理由があるのかを考えてみてください。
使い勝手の悪い容器から処分する
次に、使い勝手の悪いガラス容器を選んで処分しましょう。
購入した際には中身を目的としていたはずで、容器自体を欲しいと思って購入したわけではありません。
時には容器の見た目に惹かれることもあるかもしれませんが、通常は中身のためにそれを購入しています。
そのため、中には使いにくいものも含まれていることがあります。
そういった容器から手放しましょう。
最初に処分するべき容器
・割れているもの、ひびが入っているもの、取り除けない汚れがあるもの
・洗うのが困難な形状のもの、保守が難しいもの
・蓋がない、または錆びているもの(蓋が理由で保持している場合)
・自分が用途として考えているサイズや形状に合わないもの
多くの人が、将来何かを入れるためにガラス容器を保持しています。
そうであれば、実際に使いやすい容器だけを残すべきです。
収納スペースの限定
空き瓶を保管するスペースに制限を設け、溢れたら排除する方法を取り入れます。
空き瓶を入れる特定の引き出しや箱を設け、それが満杯になったら排除するというルールを作ると良いでしょう。
空き瓶を入れる際には、箱やカゴは可能な限り小さなものを選んでください。
空き瓶の使用状況の確認
何かのために取っておいた空き瓶。
過去1年間で、その「何か」にどれだけ活用できたか振り返ってみましょう。
使用されずにただ増え続けている場合、これ以上の蓄積は不要です。
むしろ、減らすべき時かもしれません。
少しは使用されているものの、数年間その場に留まっている空き瓶があれば、それは利用しにくいものであり、手放すべきです。
使用状況を確認すると、空き瓶が過剰にあることが明らかになります(大抵の場合、過剰です)。適切な量に調整しましょう。
具体的な利用方法の検討
保管している空き瓶の具体的な利用方法を考え、文章にしてみてください。
各空き瓶に番号や名前を付け、空き瓶①をこのような場合にこのように使うといった具体的な利用方法を、ノートやスマートフォンのメモに記録しましょう。
例えば、
空き瓶①:ジャムの空き瓶、容量250ml、今年の秋に柿でジャムを作る際に使用する。
空き瓶②:ウイスキーの空き瓶、容量750ml、自分では使用予定がないが、コレクター向けに来月メルカリに出品する予定。
この作業を全ての空き瓶に対して行います。
それぞれの利用方法をしっかりと考えることで、本当に使用する意図があるのか、使用する機会が来るのかを把握できます。
利用方法を検索する際には、「空き瓶の再利用アイデア」や「空き瓶のリメイク術」などを検索してはいけません。
利用方法を調べる必要があるということは、現時点で自分には明確な利用方法が見えていないということです。
利用方法のない空き瓶は不要なので、すぐに処分しましょう。
ただ美しいからと持っているだけのガラス瓶があれば、実際にどこかに飾ってその美しさを楽しみましょう。
飾るものは他にも多くありますし、ガラス瓶の置き場所がなければ、写真に撮って本体は処分してしまいましょう。
写真があれば、そのガラス瓶の美しさをいつでも楽しむことができます。
実際に使用してみる
「いつか何かに使えるかも」と思っていた空き瓶を、今日から実際に使用してみましょう。
おかずの残りを入れたり、花瓶として使ったり、水彩画の筆を洗う容器として使ってみたり。
使用してみて、どのような感じか、自分がどう思うかを観察します。
おかずを入れるタッパーが既にたくさんあるため、空き瓶を使うとそれらを使えなくなる、花瓶として使ってみたら思ったよりも使いにくかった、といったことが分かるかもしれません。
もちろん、様々な条件が完璧に合って、空き瓶を使用するのに最適な状況に遭遇することもあります。
そのような場合は、そのまま使用してみましょう。
空き容器を取り留める意図を見直す
空き容器をなかなか手放せない背後の真実を探究しましょう。
私自身、将来何かの役に立つかもしれないと考え、空き容器を溜め込む傾向にありました。
しかし、実際にそれらを利用する意図があったのか、今となっては疑問です。
単にまだ機能するアイテムを廃棄するのを惜しんだだけかもしれません。
過去に、必要性が不明瞭な物を保持しておき、数年後にそれが役立った瞬間、大いに満足を感じたという読者の話がありました。
この例では、空き容器を再活用する意欲よりも、将来的に満足感を得るために保持しているのです。
「役に立つかもしれない」というのは、手放さないための合理的な言い訳に過ぎず、実際には別の動機があるかもしれません。
不要になった容器を巧みに活用する自己イメージや、他人にそのように見られたい願望などです。
私の見解では、多くの場合、廃棄を惜しんで保持しているに過ぎません。
その時点で、各容器に具体的な使用目的があるかどうかは、実は重要ではありません。
廃棄することで、容器の潜在的価値を最大限に引き出せないと感じるのです。
内容物は既に使用済みですが、残された容器を徹底的に利用し、支払った金額の価値を少しでも回収したいと考えるのです。
このような節約志向が、容器への執着を引き起こしているのではないでしょうか?
実際に手放す
以下のステップを踏むことで、早期に多くの空き容器を処分する意欲が湧くでしょう。
ですので、思い切って手放しましょう。
空き容器はプラスチックやガラス製であり、多くの地域でリサイクル可能な廃棄物として収集されています。
お住まいの地域の廃棄物処理方法をインターネットで調べ、適切な方法で処分しましょう。
寄付センターや、クラフトやアートの材料として空き容器を受け入れてくれる団体への寄付も考慮に値します。
私は、全てリサイクル可能な廃棄物を専用の袋に入れて処分しています。
今後は適時に処分する
空き容器を溜め込んで結局使わずに処分した経験から、現在は容器が空になったその時点で処分しています。
自分で再利用することがないと分かったためです。
再利用するためには、相応の時間や意識、エネルギーが必要になります。
何かを溜め込むと、それに対する使用目的を考える作業が発生します。
たとえそれが空き容器一つであっても。
まとめ
空き容器を処分するヒントをご紹介しました。
今回ご紹介した方法は、空き容器だけでなく、空き箱や空き缶、袋など、「元々は製品の容器として付属していたが、まだ利用できると感じさせるもの」全てに適用可能です。
これらを購入した際には確かに必要と感じ、使用する意向を持っていましたが、多くが使われずに放置されがちです。
空き容器を活用するために投じるエネルギーを、あなたは持っていますか?