「最近、長く使っている冷蔵庫の調子が悪いような気がしてきた。もしかして、壊れるサインかもしれないけど、どうしたらいいの？」って考えたことはありませんか？
家電製品は普通、使用開始から10年程度で老朽化の兆しを見せ始めますが、その寿命は使い方によって前後します。
突然冷蔵庫が動かなくなってしまい、慌てて新しいものを購入した経験がある方も多いのではないでしょうか。
冷蔵庫は日々の生活に欠かせないアイテムですので、予期せずに故障すると、すぐに新品を探す必要に迫られることもあります。
このような状況を避けるため、ここでは冷蔵庫が故障する前のサインをいくつかお伝えします。
冷蔵庫の故障予兆と対処法：主な4つのサイン
冷蔵庫の故障予兆に気付くことは重要です。
ここでは、故障する可能性がある4つの兆候とそれに対する応急処置を解説します。
冷却性能の低下
冷蔵庫の冷却効果が弱まっている場合、これは故障のサインかもしれません。
冷蔵庫は食品を冷やすために不可欠なので、冷えない状態は問題です。冷却効果を落とさないために、次のような行動は避けましょう。
- 頻繁に冷蔵庫のドアを開け閉めする
- 大量の食品を一度に冷蔵庫に入れる
- 冷気の出口を食品でふさぐ
これらを控えることで、冷蔵庫の冷却効率を保つことができます。
異音の発生
冷蔵庫からの異音は、故障が近いことを示す典型的なサインです。
冷蔵庫のコンプレッサーやファンから異音がする場合は注意が必要です。
この音は以下の問題が原因で発生することがあります。
- 内部の熱がこもっている
- ダストや汚れが蓄積している
異音が発生したら、冷蔵庫を壁から少し離して熱がこもらないように配置変更し、内部の清掃をして汚れを除去してください。
これらは簡易的ながら効果的な対処法です。
冷蔵庫の側面と背面が過熱する場合
冷蔵庫内に多量の食品を入れると、冷蔵庫がフルパワーで動作して外側が異常に熱くなることがあります。
特に夏場は温度が50～60℃に達することも。
この現象がたまに起こるのは普通ですが、もし継続的に発生する場合、冷蔵庫が故障する兆候かもしれません。
この状態が続くときは、冷蔵庫内の食品が多すぎる可能性があるため、内容物を減らして整理することが推奨されます。
冷蔵庫からの水漏れ
冷蔵庫は霜取り機能により発生する水をドレンホースを通じて外に排出します。
ドレンホースに詰まりや問題がある場合、水漏れが発生することがあります。
水漏れが見られた際は、ドレンホース内のほこりやゴミが原因であることが多いです。
水漏れ対策として、まずドレンホースの清掃を行いましょう。
ドレンホースの位置はモデルによって異なりますが、多くの場合は野菜室の裏や冷蔵庫の背面にあります。
まず、安全を確保するために冷蔵庫の電源プラグをコンセントから抜きます。
その後、冷蔵庫を固定しているストッパーを解除し、裏面を清掃するために移動させます。
冷蔵庫の背面カバーを取り外した後、ドレンホースを外します。
ドレンホース内の詰まりを取り除くため、水道水を使って洗浄します。
水道水だけで十分に洗浄できない場合は、専用の細いブラシを使用して詰まりを押し出すと良いでしょう。
ドレンホースを清掃後、それを元に戻し、冷蔵庫を元の場所に戻して作業を完了します。
清掃作業を始める前に、モデルに合った取扱説明書を参照することが重要です。
冷蔵庫の寿命：一般的な期間と長持ちさせる方法
一般的に、家庭用冷蔵庫の寿命は約10年とされていますが、これはあくまで平均的な数値です。
実際には、冷蔵庫の使用方法や日常のメンテナンスにより、その寿命は大きく変動することがあります。
例えば、私の知人は15年以上も同じ冷蔵庫を使用していると言います。
多くの家電販売店では、追加料金を支払うことで10年の保証期間を設定しています。
これは、一般的な使用条件下であれば、10年間は安心して使えるという保証の表れです。
冷蔵庫の耐用年数を延ばすコツ
冷蔵庫をできるだけ長く使うためには、以下の点に注意しましょう。
- 冷蔵庫のドアの開閉は最小限に抑える
- 食材を過剰に詰め込まない
- 定期的な清掃とメンテナンスを行う
- 冷蔵庫周辺を物で塞がず、通気性を保つ
これらの習慣は、冷蔵庫の故障を未然に防ぎ、長く使い続けるための鍵です。
実践することで、冷蔵庫の寿命を効果的に延ばすことが可能です。
まとめ
冷蔵庫からの異音や水漏れは故障の前兆かもしれません。
冷蔵庫の寿命は平均で約10年とされていますが、食材を過剰に詰め込まないことでその寿命を延ばすことができます。
・冷蔵庫から異音や水漏れがあったら壊れる前兆
・冷蔵庫の平均寿命は大体10年くらい
・冷蔵庫に食材を詰め込みすぎないことが長持ちさせるコツ
冷蔵庫の持ちを左右する大きな要因は、その使い方にあります。
日常的なメンテナンスの重要性も明らかです。
私もこの機会に、我が家の冷蔵庫の大掃除を行う予定です！
