寒くなってくると、無性に食べたくなるのが「焼き芋」。ホクホクで甘くて、皮ごと食べられる優しいおやつ。でも、「オーブンがないから無理…」「買うと高いし…」と思っていませんか？
実は、キッチンにある魚焼きグリルで、簡単にホクホクの焼き芋が作れちゃうんです！
この記事では、さつまいもの選び方から焼き加減のコツ、焼きムラを防ぐ裏技、アレンジレシピまで、家庭でプロのような焼き芋を再現するためのノウハウをたっぷりとご紹介。
ホクホク派のあなたに贈る、失敗なしの焼き芋ガイドです。
魚焼きグリルで焼き芋は作れる？
オーブンやレンジとの違い
焼き芋と聞くと、オーブンでじっくり時間をかけて焼く方法や、電子レンジで手軽に加熱する方法を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし実は、魚焼きグリルでもとってもおいしい焼き芋が作れるんです！
しかも、魚焼きグリルの構造は「焼き芋にぴったり」なんです。
オーブンは庫内が広く、ゆっくり加熱するのに適していますが、その分、予熱に時間がかかったり、焼き上がりに40〜60分以上かかったりすることが多いです。また、電子レンジは短時間で加熱できるのが魅力ですが、水分が抜けにくく、ベチャッとした仕上がりになりがちです。
それに比べて魚焼きグリルは、庫内が小さいため、すぐに高温状態になりやすく、表面はカリッと、中はホクホクに焼き上げやすいという特長があります。特にガスコンロに備え付けのグリルは、直火が上下からしっかりと当たるため、焼き芋に必要な「糖化」のプロセスが進みやすく、甘くて香ばしい焼き芋が短時間で完成します。
さらに魚焼きグリルは、予熱がいらないことも多く、スイッチを入れたらすぐに焼き始められるので、オーブンよりも「今すぐ焼き芋が食べたい！」という時にぴったりです。
ただし、注意点もあります。グリルは火力が強いぶん、放っておくと皮が焦げすぎてしまったり、焼きムラができやすかったりします。でも、それも焼く途中に向きを変えたり、火加減を調節することで十分に防げますよ。グリルを上手に使いこなせば、まるで石焼き芋屋さんで買ったような「外カリッ！中ホクホク」の絶品焼き芋が、家で簡単に再現できるようになります。
家庭にある道具で、特別な準備なしで、こんなに美味しいものが作れるなんて…ちょっと得した気分になりませんか？
このあとで紹介する具体的な方法やレシピを参考に、ぜひ試してみてくださいね。
ホクホク焼き芋を作るためのポイント
温度と焼き時間の目安
焼き芋のホクホク感をしっかり引き出すには、加熱温度と時間のバランスがとても大切です。魚焼きグリルは火力が強いため、強火で一気に焼こうとすると表面だけが焦げて中まで火が通らないことがあります。これでは、せっかくのお芋の魅力が半減してしまいますよね。
理想的なのは中火でじっくりと焼くこと。中くらいのさつまいも（直径4〜5cm）なら、片面焼きグリルで約30〜35分、両面焼きグリルなら25〜30分程度が目安です。途中で一度ひっくり返して、均一に火を通すことがとても重要です。
また、焼き芋の中までしっかり火が通って甘くなるには、内部温度が70〜80度を超える必要があります。この温度帯になると、さつまいもの中のデンプンが糖に変化して、自然な甘みが引き出されるんです。これを「糖化」と言います。つまり、焦らずじっくりと焼くことで、ホクホク感だけでなく、甘さもぐんとアップするんですよ。
家庭用の魚焼きグリルには温度設定機能がないことが多いので、「中火」を目安にして、焦げそうな時は火を少し弱めるのがコツです。あとは竹串を刺してスッと通れば、中まで火が通った合図。焼き上がりの香ばしい香りも、完成のサインです。
アルミホイルは必要？
魚焼きグリルで焼くときに「アルミホイルを使うべきかどうか？」と悩む方も多いと思います。結論から言うと、アルミホイルは使った方が安心で、焼き芋の仕上がりも良くなります。
まず、アルミホイルには焦げすぎを防ぐ役割があります。直火で加熱する魚焼きグリルは火力が強く、さつまいもの皮がすぐに焦げてしまいがち。でも、軽く包むことで熱が直接当たりにくくなり、中までじっくりと火を通せるようになります。
さらに、ホイルで包むと焼いている間に芋の水分がほどよく保たれ、中身がふっくらホクホクに仕上がるんです。ただし、完全に密封するようにピッタリ包んでしまうと、今度は蒸し焼き状態になってしまい、しっとり系になってしまうことも。ホクホク食感を目指すなら、アルミホイルは「ふんわり軽く包む」のがポイントですよ。
また、グリルの受け皿に汁が落ちるのを防ぐためにも、アルミホイルは使って損はありません。洗い物が減って、後片付けも楽になります。
焼く前の「ひと工夫」
魚焼きグリルでおいしい焼き芋を作るには、焼く前の準備もとっても大切です。ここで少し手間をかけるだけで、仕上がりの甘さやホクホク感が大きく変わってくるんですよ。
まずは、さつまいもをしっかり洗うこと。スーパーで買ってきた芋には、土が残っていることが多いので、たわしやスポンジでゴシゴシとこすって泥を落とします。このとき、皮をむかないのがポイント！皮のまま焼くことで、中の水分と甘みが逃げにくくなり、ふっくらとした仕上がりになるんです。
次に、さつまいもを常温に戻すのも大事なステップ。冷蔵庫から出してすぐに焼くと、内部の温度差が大きくなり、火の通りにムラができやすくなります。できれば1時間ほど室温に置いてから焼くと、均等に加熱されて甘さも引き立ちやすくなります。
また、より甘みを引き出したい人には「寝かせ芋」がおすすめです。買ってすぐのさつまいも（とくに新芋）は、まだデンプンが多く、甘さが足りないことがあります。そこで、新聞紙に包んで冷暗所に1〜2週間ほど置いてから焼くと、デンプンが糖に変わって甘くなるんです。これはプロの焼き芋屋さんも実践している方法なんですよ。
さらに、焼く直前にさつまいもを水で濡らすのもひと工夫。濡れたままアルミホイルで軽く包んで焼くことで、蒸気がほどよくこもり、外はカリッと中はふっくらホクホクになります。
最後に、さつまいもは切らずに丸ごと焼くのが鉄則です。カットしてしまうと、内部の水分や糖分が流れ出てしまい、パサついた仕上がりになってしまいます。丸ごと焼くことで、しっかり甘みが閉じ込められたおいしい焼き芋になりますよ。
ちょっとした準備で驚くほど味が変わるので、ぜひこの工程も大切にしてくださいね！
焼きムラを防ぐ方法
魚焼きグリルは火力が強いぶん、焼きムラができやすいのが難点です。特に片面焼きのグリルの場合、上からだけ火が当たるため、表面だけが焦げて中まで火が通らないこともあります。でも、ちょっとした工夫で焼きムラはしっかり防げます！
まず基本になるのは、焼いている途中でさつまいもの向きを変えること。上下だけでなく、前後・左右にも回して、まんべんなく熱が当たるようにしましょう。おすすめの方法は、5〜10分おきにトングでくるっと回すことです。これだけで焼きムラはグッと減ります。
次に気をつけたいのは、芋の大きさや太さです。できるだけ太さが均一なものを選ぶと、全体に火が通りやすく、一部だけ硬い・一部だけ柔らかいといった失敗が防げます。また、大きめの芋の場合は、焼き時間も長くなるため、**火が強すぎると外側だけ先に焦げてしまいます。**こういうときは、火加減を「弱めの中火」に調整し、じっくり時間をかけて焼くようにしましょう。
さらに、アルミホイルの包み方にも工夫が必要です。包みがゆるすぎると熱が均等に当たらず、逆にきつく包みすぎると熱のこもり方にムラができてしまいます。コツは、芋の形に沿ってふんわり包み、端を少し開けておくこと。こうすることで熱がほどよく回り、きれいな焼き色とホクホク食感が実現します。
また、もし時間に余裕があるなら、途中でグリルのフタを一度開けて中の蒸気を逃がすと、より均一に焼けます。蒸気がこもりすぎると、焼き芋が蒸し焼きのような仕上がりになってしまうこともあるからです。
最後に、グリルの網の上に直接置かず、金網や網付きトレイの上に乗せると、空気の流れが良くなり、全体に熱が回りやすくなります。空間を意識して焼くことで、プロのような美しい焼き上がりになりますよ。
焼きムラは見た目にも影響しますが、なにより食感や甘さに大きな差が出るポイント。丁寧に向きを変えながら、全体が均一に焼けるように工夫することが、最高のホクホク焼き芋への近道です。
仕上がりの見極め方
「さつまいもを焼いてはみたけれど、中までちゃんと火が通っているかわからない…」そんな経験、ありませんか？魚焼きグリルは火力が強く、外見だけで判断すると「焦げてるのに中はまだ固い」なんてこともあります。だからこそ、仕上がりの見極め方をしっかり覚えておきましょう。
まず、もっとも簡単で確実な方法は、竹串やお箸を芋の中央に刺してみることです。スーッと抵抗なく入るようであれば、中まで火が通っている証拠。もし硬さを感じたり、少し引っかかるようであれば、もう5〜10分焼き足しが必要です。この方法は、家庭でできる一番確実なチェック方法なので、ぜひ実践してみてください。
次に、香りの変化にも注目しましょう。焼いているうちに、だんだんとさつまいも特有の甘く香ばしい匂いが立ち込めてきます。この香りが強くなってきたときこそ、焼き上がりのサインです。特に、焦げた匂いがしてくる前に火を止められると、香ばしさと甘さのバランスが絶妙な焼き芋になりますよ。
また、アルミホイルを少しだけ開けて中身を確認する方法もあります。芋の皮がふっくら膨らんで、ほんのり焼き色がついているようであれば、良い仕上がりです。ただし、あまり頻繁に開けてしまうと、熱が逃げて焼きムラの原因になるので注意しましょう。
もしキッチン用の温度計がある場合は、芋の中心部分の温度を測ってみてください。焼き芋がおいしくなる目安の温度は80～90℃前後。この温度までしっかり上がっていれば、芋の中のデンプンが糖に変化して、甘さがグッと引き出されている状態です。
最後に、「見た目のヒント」も大切です。しっかり焼けたさつまいもは、皮にシワが寄ってきて、少し焼き色がついている状態になります。持ったときにふわっと柔らかく、ほんのり弾力があるのも、おいしい焼き芋の特徴です。
焼き芋作りは、ちょっとした見極めのコツを覚えることで、グンと成功率がアップします。ぜひこれらのポイントを参考にして、焼き加減バッチリの、ホクホク甘い焼き芋を作ってみてくださいね！
実践！ホクホク焼き芋のレシピ
材料と必要な道具
焼き芋作りはとてもシンプルで、特別な材料や器具は必要ありません。必要なものは、以下の通りです：
材料：
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さつまいも（紅あずま、鳴門金時などホクホク系）…中サイズ1〜2本
道具：
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魚焼きグリル（ガスコンロ付属・両面焼きor片面焼き）
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アルミホイル（焦げ防止用）
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トング（途中で回転させるときに便利）
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竹串またはお箸（焼き加減の確認用）
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キッチンペーパー（芋の水気を拭き取るため）
このように、家庭にあるものだけで十分に本格的な焼き芋が作れるのが、魚焼きグリル焼き芋の最大の魅力です。
手順を写真付きで紹介
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さつまいもをよく洗う
泥や土がついている場合は、たわしやスポンジで優しくこすり落とします。皮はむかず、傷んだ部分だけ包丁で軽く取り除きましょう。 -
キッチンペーパーで軽く水気をふき取り、表面を湿らせておく
完全に乾かすのではなく、うっすら湿らせたままの方が、焼いたときに皮がパリッと、中はホクホクに仕上がります。 -
さつまいもをアルミホイルでふんわり包む
ピッチリ巻くと蒸し焼きになってしまうため、空気が少し通るように“ふんわり”包むのがコツです。 -
魚焼きグリルに入れ、中火で焼く
両面焼きならそのまま25〜30分程度、片面焼きなら10〜15分ごとに上下をひっくり返しながら、トータル30〜35分焼きます。 -
竹串を刺してスッと入れば完成！
中までしっかり火が通っているかチェック。ホイルを開けたときにふわっと甘い香りが広がれば、焼き上がりのサインです。
焼き加減のコツ
一番大切なのは、火加減を中火以下に保つこと。強火にすると、表面が先に焦げてしまい、中が生焼けのままになってしまいます。また、火に直接当たる面が焦げやすいので、5〜10分おきに向きを変えて、焼きムラを防ぐようにしましょう。
焼き時間はさつまいもの太さによって変わるので、数回焼いてみて自分なりの時間感覚をつかむのも大切です。だいたい、直径5cm前後の芋なら25〜30分、それより大きい場合は35〜40分を目安にしてください。
冷まし方で変わる味
焼き芋は、熱々のうちに食べるとホクホク系、少し冷ましてから食べるとしっとり系になります。芋の中の水分が冷めることで再分散され、口当たりが変わるんです。お好みによって、食べるタイミングを変えてみるのも楽しいですよ。
また、焼きたてをアルミホイルのままタオルで包み、15分ほど保温しておくと、中までより均等に火が通り、甘みもグッと引き立ちます。
保存方法と温め直し方
余った焼き芋は、ラップに包んで冷蔵庫で3日ほど保存可能です。再加熱する際は、電子レンジでラップをかけずに加熱するのがおすすめ。中までしっかり温まり、外側が軽く乾いてパリッとした食感になります。
もっと長く保存したい場合は、冷凍保存もOK。スライスしてからラップに包んで冷凍すれば、1か月ほど保存できます。自然解凍後、トースターで軽く焼くと、焼きたてに近い味わいが楽しめますよ。
子どもと一緒に作れる簡単ステ法
安全に作るコツ
焼き芋づくりはとてもシンプルなので、小さなお子さんと一緒に楽しめる家庭料理の一つです。ただし、魚焼きグリルは高温になるため、安全第一で進めることが大切です。
まず、火を使う作業（グリルに入れる・出す、ひっくり返す）は、必ず大人が担当しましょう。小さな子どもは火や熱い金属に触れるとやけどの危険があるため、近づきすぎないよう注意が必要です。その代わり、子どもには「さつまいもを洗う」「アルミホイルで包む」といった安心で楽しい下準備の作業を任せると良いでしょう。
また、作業中には「今から火を使うよ」「これは熱いから触っちゃダメだよ」と声かけしながら進めることで、子ども自身が安全意識を持つようになります。お料理の工程そのものが、食育や生活スキルの学びの場になるんですね。
さらに、安全性を高めるために、キッチンマットの滑り止めや、軍手のような耐熱性のある手袋を準備しておくと安心です。子どもが自分で包んだ芋が焼きあがったときの「これ、わたしが作ったの！」という喜びは、きっと忘れられない思い出になりますよ。
お芋の甘さチェック法
子どもと焼き芋を作るなら、「食べる楽しさ」だけでなく、「どうして甘くなるの？」「香りが変わったね！」といった観察する楽しさも一緒に味わってほしいところです。
さつまいもは、焼いていくうちにデンプンが糖に変わって甘くなるという、自然の不思議を体験できる食材です。焼く前と後での「香りの違い」「皮の色の変化」「やわらかさの変化」などを、ぜひ子どもと一緒に観察してみてください。
焼く前に一口かじらせてみて（生はおすすめできませんが、香りのチェックなど）、焼いた後との違いを実感するのも面白いです。子どもが「なんでこんなに甘くなるの？」と質問したら、「お芋の中のデンプンが、火の力で糖になるんだよ」と教えてあげてください。理科の授業の先取りにもなりますよ！
お芋の皮でアート？
食べ終わったあとの芋の皮も、実は遊びの道具になります。たとえば、皮をうまく剥がして、動物の顔に見立てたり、キャラクターに似せて並べてみたり。さらに、乾燥させてから色を塗って、工作の材料にすることもできます。
子どもたちはこういった「自分で作ったものを最後まで活用する」という体験が大好きです。食材を無駄にしない、という意味でもエコ教育にもつながるアクティビティになります。
焼き芋パーティーのすすめ
週末の午後や冬の夕方、家族や友達を誘って「焼き芋パーティー」をしてみるのも楽しいですよ！
さつまいもは種類によって食感や甘さが違うので、紅あずま、鳴門金時、シルクスイートなどを数種類そろえて焼き比べるのがおすすめです。
それぞれの芋の名前を紙に書いて、どれが一番甘かったか、どれがホクホクしていたかなど、家族で「焼き芋ランキング」を作るのも盛り上がります。
ホットドリンクやスープと合わせれば、ちょっとした冬のおうちイベントになりますね。
楽しく食育にも◎
焼き芋作りは、自然の恵み・食材への感謝・火の使い方・五感を使った体験など、子どもの成長にとって貴重な学びの時間になります。買い物から調理、食べるまでのすべての工程に参加することで、子ども自身が「食べることの大切さ」を体で感じることができるんです。
また、「自分で作ったものはおいしい！」という実感は、偏食や食わず嫌いの克服にもつながることも。親子のコミュニケーションも自然と増えるので、ぜひおうち時間を活用して、焼き芋作りにチャレンジしてみてくださいね。
焼き芋アレンジレシピ5選（ホクホク編）
焼き芋バター
まずは超定番、焼き芋にバターをのせるだけの簡単アレンジ。けれどこれが、とにかくおいしいんです！焼きたてのホクホク焼き芋にバターをのせると、熱でバターがとろ～っと溶けて、さつまいもの自然な甘さとバターの塩気とコクが絶妙にマッチします。
バターは無塩でも有塩でもOKですが、甘じょっぱい味が好きな方には有塩バターが特におすすめ。さらに、バターの上からちょっぴり塩をふると、芋の甘さがグッと引き立つんです。この「塩スイーツ」的な楽しみ方は、大人もハマる味わい。
仕上げに黒ごまやシナモンをふりかけると、香りも味もワンランクアップします。おしゃれなカフェ風スイーツに早変わり。おやつにも、食後のデザートにも、とりあえず一度は試してほしいシンプルだけど感動のレシピです。
焼き芋のポテサラ
ホクホク系の焼き芋を使って作る、ほんのり甘いさつまいもポテトサラダも絶品です。普通のじゃがいもよりも甘みと香ばしさが加わるため、副菜としての存在感がぐんとアップします。
作り方はとっても簡単。焼き芋の皮をむいて、ボウルでつぶします。そこにマヨネーズ、塩こしょう、酢少々を加え、薄切りの玉ねぎ（レンジで軽く加熱して辛味を飛ばすと◎）、きゅうりやハムなど、お好みの具材を混ぜ込むだけ。
このレシピは、焼き芋の甘みがまろやかな酸味と合わさって、サラダなのにスイーツのような感覚もあり、子どもにも大人気。パンに挟んでサンドイッチにしてもおいしいですよ。
焼き芋トースト
朝ごはんやブランチにおすすめなのが、焼き芋を使ったトーストアレンジです。ホクホクの焼き芋を薄くスライスして、バターやチーズと一緒にトーストにのせて焼くだけで、いつものトーストが一気にごちそうに変身！
特におすすめは「焼き芋＋とろけるチーズ」の組み合わせ。焼き芋の甘さとチーズの塩味が合わさって、スイーツでもあり、おかずでもある不思議な味わいになります。さらにお好みで、はちみつやシナモンを少しかけても絶品！
忙しい朝でもサッと作れるのに、見た目も味も大満足。前日の焼き芋のリメイクにもぴったりなので、余った焼き芋の新たな使い道としてもおすすめです。
焼き芋スープ
さつまいもの優しい甘さを活かした、ポタージュスープもぜひ試してほしいアレンジです。ホクホクの焼き芋を使えば、砂糖や調味料を加えなくても、素材の甘みだけで十分においしいスープが完成します。
作り方は、皮をむいた焼き芋を牛乳（または豆乳）と一緒にミキサーにかけ、鍋に移して温め、塩で味を調えるだけ。コンソメを少し入れると、よりコクが出ます。とろみが足りない時は片栗粉で調整を。
寒い朝や夜、ほっと温まりたいときにぴったりのスープで、心も体もほっこり癒される一品です。見た目を華やかにしたいときは、クルトンやパセリをトッピングしてカフェ風にするのも◎。
焼き芋×バニラアイス
アツアツの焼き芋と、冷たいバニラアイス。この温×冷のコントラストが楽しめるデザートは、まるで高級和スイーツのよう。ホクホクの焼き芋の上にバニラアイスをのせると、アイスがとろけてクリーミーで濃厚な味わいに変化します。
さらに、黒蜜やきなこをかければ、完全に和風スイーツの完成です。焼き芋を少しつぶして、器に盛り、アイスと一緒に混ぜて食べると、まるでさつまいもパフェのような食感に。
見た目も豪華で、おもてなしスイーツとしても大活躍します。冷たいアイスと、ホクホクのさつまいもの相性を、ぜひ一度体験してみてください。きっとクセになりますよ。
まとめ
魚焼きグリルを使った焼き芋作りは、手軽で簡単なのに本格的な味わいが楽しめる、とっても魅力的な調理法です。オーブンや電子レンジと比べても、直火による加熱で皮は香ばしく、中はホクホクに仕上がるのが大きな特徴です。
この記事では、さつまいもの選び方、下準備のコツ、焼き方のテクニック、焼き加減の見極め方まで、初心者の方でも失敗しない焼き芋作りのノウハウをたっぷりとお伝えしました。また、子どもと一緒に楽しめるアイデアや、余った焼き芋を活用するアレンジレシピも紹介しました。
焼き芋は、ただ焼いて食べるだけでなく、食育・季節のイベント・親子の時間・スイーツ作りなど、さまざまなシーンで活躍する万能食材です。魚焼きグリルさえあれば、いつでも家庭で焼き芋専門店のような味を楽しむことができます。
ぜひ、この記事を参考に、あなたもこの秋冬、魚焼きグリルでおいしい焼き芋ライフを始めてみてください。
きっと「もうお店で買わなくていいかも」と思える味に出会えるはずです。
