最近、首都高で見かける黄色いバイクが話題になっています。
通常、パトロール用に使われるバイクは白色が多いのですが、黄色はとても珍しいですよね？
この黄色いバイク、実はかなり珍しい存在です。
今回は、その特別な黄色いバイクについて深掘りしてみたいと思います。
ある日、首都高をドライブ中に目に飛び込んできたのが、この「黄バイ」。
通常の白バイとは異なる、鮮やかな黄色のバイクなんです。
まさにレア、首都高に現れる「黄バイ」とは？
驚くべきその存在、さっそくその謎に迫ります。
ここでは、黄バイの特徴を簡単に紹介します。
- 首都高専用の独特な緊急車両。
- 日本最大のトンネル「山手トンネル」を守る、まるで守護神のようなバイク。
- 民間で唯一緊急時に走行可能なバイク。
- 通常はめったに目にすることがない、非常に珍しいバイク。
- 白バイとは異なる、特別な装備が施されている。
それでは、この珍しいバイクの詳細について掘り下げてみましょう！
黄色のパトロールバイク：首都高の特別な存在
この鮮やかな黄色のバイク、実は首都高パトロール専用のバイクです。
首都高速道路での巡回を担う重要な役割を持っています。
このバイクのベースモデルはホンダのCB400ですが、通常のモデルとは異なり、特別な仕様にカスタマイズされています。
緊急車両としての機能が強化されているため、見た目も機能も一般のバイクとは一線を画しています。
首都高パトロールでは、このような黄色のバイクを常に6台運用しています。
この数が少なく感じるかもしれませんが、その背後には特定の理由があるんですね。
黄バイの重要な役割
黄バイは、特に日本で最も長い道路トンネルである全長18.2kmの「山手トンネル」での緊急対応を主な任務としています。
このトンネルの長さは、東京駅から池袋駅までとほぼ同じですが、多くの人がその存在を知らないかもしれません。
万が一、山手トンネル内で火災や事故が発生した場合、黄バイが最初に現場へ急行します。
トンネル内の限られた空間では、パトロールカーよりもバイクの方が迅速に動けるためです。
山手トンネルの長さは18.2kmと非常に長いため、事故や火災が起きた際にはどれだけ迅速な対応ができるかが被害拡大を防ぐための重要なポイントとなっています。
首都高パトロール株式会社のホームページにも「迅速かつ的確に現地に到着するためには高い運転技術が必要」と記載されており、定期的な訓練をおこない非常時に備えているそうです。
しかし、普段はほとんど目にすることがない黄バイ。
その理由は、緊急時以外には出動しないためです。
最近では2023年8月26日、山手トンネルで発生した車両火災の際にトンネルの入口を閉鎖しており、SNS上では「黄バイが入口を塞いでいた」との目撃情報も寄せられていました。
黄バイを見かけないということは、首都高が安全に運用されている証拠とも言えます。
黄バイと白バイの違いについて
多くの人が警察のオートバイ、通称「白バイ」を知っていますが、黄バイについてはどうでしょうか？
黄バイは、白バイと同様に緊急時に赤ランプを点灯する機能を持っています。
さらに驚くべきは、黄バイが民間で唯一、緊急走行が許可されているバイクであることです。
これは、サイレンを鳴らしながら走行できるという意味で、非常に特殊な能力を持っています。
黄バイのカッコよさはその機能だけにあらず、白バイと異なる点も存在します。
たとえば、白バイは前方のみにスピーカーが設置されているのに対し、黄バイでは後方を走るクルマにも呼びかけができるよう、前方と後方にスピーカーが取り付けられています。
これにより、後続車への誘導などがより効果的に行えるため、非常に便利です。
黄バイ隊員の装備とその役割
黄バイの隊員は、非常に特別な装備をしています。万が一の事故に備え、エアバッグ機能とボディプロテクターが内蔵された安全ベストを装着しています。
2007年、山手トンネルの一部開通を機に黄バイ隊が設立されました。現在、大井基地、大橋基地、志村基地の各所に2台ずつ配備されており、万が一トンネル内で何かが起きた場合、迅速に駆けつけ、入口の通行止めなど初動対応を担っています。この初動対応は二次災害の防止にも繋がり、非常に重要な役割を果たしています。
黄バイ隊員たちは普段は目に見えないところで活動していますが、私たちの安全を守るために不可欠な存在です。そのため、首都高を利用する際は、より一層の注意が必要とされています。事故を未然に防ぎ、隊員への迷惑をかけないよう心がけましょう。
首都高で見かけるかもしれない黄色いパトロールバイク：まとめ
首都高を走る際は、常に安全運転を心掛けましょう。
そして、もし目の前に黄色いバイクが現れたら、それが話題の「黄バイ」かもしれません。そのときは、少し興奮するのも無理はありません。
ただし、そのバイクの活動を妨げないように注意してください。また、この情報をすでに知っていたという方もいるかもしれませんね。
