最近、+1844で始まる番号から迷惑電話が多くなっていると報告されています。
たとえば、+1844-1832などの形式で着信があるかもしれません。
知らない番号からの電話は不安を感じさせることがあります。
本記事では、+1844番号の由来と、誤って応答してしまった場合の対応策、着信拒否の設定方法について説明します。
+1844番号の由来と通話料金に関して
+1844番号は、アメリカの国際電話コード+1と無料通話を示す844が組み合わさったものです。
この番号は、アメリカからの国際電話であり、普通に使われる「1-800-」以外にも833, 855, 866, 877, 888などが無料で通話できる番号として利用されています。
国際通話では通常、料金が発生することがあります。
アメリカに知人がいない場合、そのような番号からの電話は詐欺や怪しい電話である可能性が高いです。
長年にわたって携帯電話が使われる前の世代では、+1844などの番号が非通知と間違えられやすいです。
非通知設定では番号が表示されないため、予期せぬ着信に戸惑うこともあります。
結論として、アメリカに知人がいなければ、+1844からの電話には応答しない方が無難です。
+1844番号への応答後の対処法について
もし間違えてそのような番号に応答してしまっても、ただちに通話を終了すれば、通常、何の被害にも遭わないはずです。
+1844からの電話に出ると、時には「料金未払いによる法的措置の可能性」を示唆する自動応答のメッセージが流れることがあります。
その後、「オペレーターに繋ぐには1を押してください」という指示があり、これに従うと実際のオペレーターと通話することになり、個人情報の提供を求められたり、不正な請求につながることがあります。
信頼できそうな企業名を騙る手口もあるため、早めに通話を終了することが最良の対策です。
電話での料金請求があっても、それに応じる必要は全くありません。
中国語での自動応答が流れるケースもあり、単に聞いているだけで料金が発生する可能性があるため、注意が必要です。
誤って電話に応答してしまった場合は、速やかに通話を切断することが推奨されます。
また、宅配トラブルを装って「配送に問題があるため、住所や名前、電話番号の確認が必要です」と問い合わせてくる場合もありますが、これは個人情報を狙う詐欺行為なので、情報を提供しないように気を付けましょう。
+1844番号の着信への対応：着信ブロックの設定
見知らぬ番号からの着信は基本的に応答を避けるべきです。
特に、普通と異なる番号形式（例：090や080）からの電話は無視することが推奨されます。
着信音が騒がしい場合は、音量を調節するか、完全に消音に設定しましょう。
すぐに切りたいときは「拒否」ボタンを押して通話を終了します。
この方法で大半の場合は問題が解決します。
もし間違えて応答してしまった場合は、すぐに通話を終了し、会話を避けるようにしましょう。
着信をブロックする方法
+1844番号の着信をブロックするためには、以下の手順を踏みましょう。
まずは、同じ番号からのさらなる着信を防ぐことが重要です。
また、誤ってかけ直すことがないよう注意が必要です。
次の手順に従ってください。
番号をブロックする
その番号を「着信拒否リスト」に加えます。
iPhoneをお使いの場合は、電話アプリを開き、ブロックしたい番号の隣にある「！」マークをタップし、「この発信者をブロック」を選びます。
Androidユーザーの場合は、電話アプリを開いて右上の三点リーダーをタップし、「通話履歴」を選びます。
その後、ブロックしたい番号を選んで開くメニューから「ブロックして迷惑電話として報告」を選択します。
これにより着信拒否が可能です。
ただし、+1844からの迷惑電話は多様な番号で発信されるため、全てを個別にブロックすることは難しい場合もありますので注意が必要です。
通話履歴を削除する
迷惑電話の履歴をスマートフォンから削除しましょう。
iPhoneでは、電話アプリを開いて削除したい番号を左にスワイプし、現れるゴミ箱アイコンをタップします。
Androidの場合、電話アプリを開き、右上の三点リーダーをタップして「通話履歴」を選び、削除したい番号を選んで「通話の詳細」を開き、「削除」を選択します。
これで不要な迷惑電話の履歴もクリアできます。
+1844番号に対する適切な応答
一般的には、+1844で始まる番号からの着信には応答しない方が無難です。
しかし、特定の状況では応答する必要がある場合も考えられます。
海外にいる家族や友人からの連絡の場合
たとえば、海外にいる家族や友人が重要な情報を伝える必要がある場合があります。
それでも、予期しない電話は現代の通信手段では珍しいため、着信前にその信頼性を慎重に検討することが重要です。
海外のビジネス関係者からの連絡の場合
また、ビジネスの文脈で+1844番号からの着信がある場合もあります。
信頼できる企業やパートナーであれば、通常、事前に通知してから連絡を取ることが一般的です。
現代ではメールやビデオ会議が普及しており、国際電話の使用は減少しています。
そのため、ビジネス関係者の信頼性を確認することがさらに重要になります。
結論として、予告なしに見知らぬ番号からの連絡は、ほとんどが迷惑電話であると見なされがちです。
特に現代では、インターネットを通じたコミュニケーションが主流となっています。
+1844番号からの着信の背景
+1844番号からの電話はランダムに発信されています。
つまり、あなたの番号が特別に選ばれたわけではなく、個人情報が漏れた訳ではありません。
過度に心配することはないですが、油断は禁物です。
+1844番号への折り返しは避けるべきか？
+1844番号からの着信があったとしても、その番号へ折り返すべきではありません。
返信は不要で、安全を最優先に考えるべきです。
詐欺の可能性があり、高額な通話料金が発生したり、個人情報が漏れるリスクがあります。
電話に応答することで、詐欺師に番号が活用されていることが示され、さらに詐欺のターゲットにされる恐れがあります。
折り返しをすることで、将来的に詐欺の電話が増えるリスクも高まります。
まとめ
+1844番号からの着信は、基本的に応答せず、折り返しも避けるべきです。
これらの電話はほとんどが詐欺や迷惑電話であり、高額な通話料金や個人情報のリスクが伴います。
応答や折り返しをすることで、その番号が有効であると詐欺師に認識され、さらに迷惑電話のリスクが高まります。
詐欺手口はますます巧妙になっており、自動応答や日本語での留守番電話メッセージを利用してさらなる反応を促すことがあります。
+1844番号から着信があった場合には、ブロックリストへの追加や着信履歴の削除などの対策を講じ、無視することが最善です。
冷静に対処し、自己の安全を守りましょう。
